桜花賞 その1

いよいよ3歳馬たちのハレ舞台、クラシックの開幕です。まずは桜花賞。競馬ファンの数だけ桜花賞の楽しみ方があるかと思いますが、ここで注目するのは家族愛です。

桜花賞に参戦する優秀なムスメたちは、自分のためではなく、どうやら兄弟や父母の名誉のために走っている、そんな気がしてならないのです。

オグリローマンが勝ったとき、その当時は貧弱な血統をけなされ続けた兄・オグリキャップのために走ったと誰もが思いました。

ファイトガリバーが勝ったときは、父・ダイナガリバーを種牡馬として一人前にするためのムスメの親孝行だと胸を打たれました。

ダンスインザムードは偉大なる母・ダンシングキイのために走りました。

ベガ、アドマイヤベガと続いたGⅠの血脈はキストゥヘブンが守りました。

このようなドラマがある年もあれば、ない年もあるのですが、今年はディープインパクトの妹、トーセンソレイユが走ります。

ディープの仔たちは走るけど、血統的にディープ周辺はどうなの? そんな重~い疑問に応えるため、一流の走りを見せなければなりません。果たして…。